ブラジルに行った時にスラスラ喋れるよう、ポルトガル語を毎日勉強している。
1年前からDuolingo というアプリで毎日やっていたが、中級以上になると、文法をきちんと理解しないと苦しくなった。
留学前に買った独学本を25年振りにやり直すことにして、毎晩、1課ずつ進めた。(全部で30課。)
1995年の本で、3800円。
買った当時、私は中学生か高校生で、繁華街にある大きな本屋で、貯めた図書券かお年玉で買ったのだろう。
当時の私には高い買い物。
25年前の自分のメモ書きが出てきて面白い。
このピンクのペンは無印のペンで、友達とお揃いで買ったやつだ。
初版なので誤植が非常に多いが、私にとってこの本はポルトガル語学習のバイブル。
他にも買うだけ買った本はあるが、結局これしか使わなかった。
「初級」なので、最初は数字や「私は日本人です。」みたいなところから始まるが、途中からどんどんレベルが上がり、25年前は22課辺りで難しすぎて挫折している。
その挫折を乗り越えて、晴れて先日、この本を最後までやり切った。
お陰で私のポルトガル語力は格段に上がり、全然使い方を知らなかった動詞の活用も理解できるようになった。
ポルトガル語には、英語とは比較にならないほどの動詞の活用がある。
私も動詞の活用で挫折したのだか、マスターするとこの言語が持つ味わいや言葉の深みが増し、例えば歌の歌詞意味が前よりとてもよく理解できるようになった。
この本で、だいたい英語の高校1年生くらいまでのレベルになると思う。
留学していたので土台はあるが、ウェブサイトを見て意味が分かる程度の中級者にはなれたのでは。
初心者がきちんと独学で学習できるように、と願って書かれた著者の努力が随所に見られる素晴らしい独学本であり、超おすすめである。
この本を今でも使っている人がいると著者が知ったら、きっと喜んでもらえるだろうな。
ちなみに、挫折するほどの動詞の活用表がこちら。
ポルトガル語には1つの動詞でこの数だけ活用がある。