-- FIREまで229日
※2022年2月2日から、上記日付を1年前倒した。
結論から書くと、3年かかってやっと処分できた、という話である。
遡ること2019年春。
夫のゲーミングパソコンである、RAZERのノートPCのバッテリーが劣化してきたので交換した。
ネットで入手した互換品で無事に交換でき、不要になった純正バッテリーを処分することになった。
リチウムイオン電池の処分を検索すると、家電量販店等においてある回収ボックスで処分しましょう、という情報にまず行きつくと思うが、大きな問題が。
このRAZER社は、回収ボックスの加盟メーカーではなく、さらにバッテリーにも△矢印のリサイクルマークも付いていないのだ。
一度、もしかしてと淡い期待を胸に家電量販店に持っていったが、RAZER社のものは回収不可と言われてしまった。
自治体のごみ冊子には、このJBRC回収ボックスかメーカーで処分するようにと書いてあるので、メーカーに問い合わせてみた。
RAZERのカスタマーサービスにメールコンタクトすると、バッテリー交換をご希望であれば、PCに入ったまま日本の修理センターに送り、有償でバッテリー交換できます、と頓珍漢な回答。
既に交換済みで、ただただRAZER純正品のバッテリーを処分したいということだけ伝えるのだが、全く会話がかみ合わない。
このパソコンはイギリスで購入したが、RAZERは日本でもメジャーに販売されているメーカーであり、日本で販売するメーカーは自社製品の処分が義務付けられているにも関わらず、処分方法に関して全く回答が得られない。
マザーボードの交換費用等、全く関係ないことばかり言ってきて、肝心の処分方法は答えてくれない。
RAZERに頼るのはもう諦めた。
最後の望みとして電池回収日に「有害ごみ」としてごみステーションに置いておいたが、自治体の回収では持っていかれず、本当に八方塞がりでずっと放置していた。
それでもFIREして引っ越すからにはどうにかせねば、とネットで情報収集。
リサイクルマーク無しでも今回だけ引き取ってもらった、とか言うイレギュラーな情報はあるが、正規のルートで破棄するには、処理業者に有償で引き取ってもらうしてもらうしかなさそうだった。
それでもいいかと思っていたが、そのような個人を相手にしている業者が近くに無い。
本当に捨てる手立てがない。
何ならイギリスまで持っていって、イギリスのごみ回収場所で破棄した方が簡単じゃないかと思えてきたほどだ。
そんな中、実家のごみ処分の冊子を見ていたら、なんと実家の自治体はリチウムイオン電池の回収を月1でやっていてリサイクルマークの有無の言及はないことを発見!
携帯の予備バッテリーなど、海外製が多いこれらの製品にはリサイクルマークが付いていないが回収してくれるようだ。
実家の自治体は規模が大きいため、リサイクルマーク無いから回収できない、と放置しておくことはしないようだ。
処分ルートを提供せねば、困った市民が一般ごみにこっそり入れてゴミ収集車が爆発したり、不法投棄される可能性があったり、それらのほうが問題になるのである。
大きい自治体はちゃんと考えてくれていて有難い。
そしてとうとう、今回GWに実家に帰った際に、指定日に回収場所に持っていき、無事に処分することができた。
3年かかったが、ようやく大きなプロジェクトが終わった。
今後は処分のことも考えて購入しないとな、と強く思った。