イギリス・日本の2拠点でFIRE

自分と未来は変えられる  選択肢を広げる生き方

車のドアをぶつけられた

-- FIREまで228日  

※2022年2月2日から、上記日付を1年前倒した。  

 

先日仕事をしていると、見知らぬ携帯番号からデスク電話に着信があった。

「○○さんですか?」と私のフルネームを言うので少し不安になる。

そうだと答えると、「△△と申しますが、自分の車を開けた時に〇〇さんの車のドアにぶつけてしまって。駐車場の管轄部署に連絡して〇〇さんの車だと教えてもらったので電話しました。」と。

 

隣に駐車してある車のドアに不注意にぶつけるということはよくある。

それで車が動かなくなることはないので、どれくらいのダメージかが問題になるだけだ。

 

駐車場に行ってみると、その方が居て恐縮しながらさっそくぶつけた箇所を示してくれた。

全然大したことない。

 

確かに傷は付いているが凹みもないし、磨けばきれいになるだろう、くらいのものだ。

 

この車も古いし、私がもっと派手にぶつけた跡があるので今回の傷なんて全然マシ。

言われれば確かに傷があるが、言われなければいつから付いていたんだろう?と疑問に思うくらいで、気にしなかっただろうレベルだ。

 

もうその方は警察を呼んでいたので、また警察に電話し来てもらうのをキャンセルしてもらった。

後からやっぱり直してと言われても保険を使えません、と念押しされた上で、了解して何もしないことにした。

 

防犯カメラもない駐車場で、少しの傷でも連絡をくれたその正直さが気持ちよかった。

私が派手につけた傷も同じで、お店の駐車場でやってしまい、相手が居なかったので逃げることもできたが戻ってこられるまで待って処理したものだった。

ぶつけた相手の方の車は社用車で、その方は、「事故なんて誰にでもあるんだから気にしちゃだめよ。逃げずに待ってくれたことが本当にこちらとしては有難いんだよ。」ととても励まされた。

 

今回の傷は浅いし私達も何も請求しないが、相手の人はやっぱり罪悪感を持つだろう。

その気持ちを忘れず、次からドアを開けるときに気を付けてもらえばいいのだ。

 

車は傷ついたが、相手の正直さに晴れやかな気分になった出来事だった。

(そして翌営業日には、菓子折りも頂いた。美味しい焼き菓子ご馳走様でした!)