イケてないエールフランスの話、その3。
エールフランスで予約した飛行機(運航はKLM)でイギリスに帰ってきた2日後にエールフランスからメールが届く。
次回(11月)の帰国のフライトに関する内容のようだ。
メールは予約確認書のような見た目だが、全てフランス語で、添付のeチケットもフランス語。
前回のブログ(「その2」)に書いた通り、エールフランスは運航スケジュールが変更になっても連絡がないことを経験し、エールフランスを信用してはならないことを学んだ私は、念のためeチケットの出発時刻を確認。
そうすると、日付こそは予約した時と同じだが、出発が早朝6時台のはずが午後4時台になっている。
当然、日本の到着時刻も翌日の午前のはずが、翌日の夜遅くになっている。
もっとよく見ると、フライト番号も変わっている。
変わっていないのは、日付と出発空港と到着空港だけである。
しかし、メールは全てフランス語。
フランス語も少し分かるので読んでみても、特にフライトが変更になったことについての記載がない。
新規でこのフライトを予約したような感じで普通にチケットを送ってきているのである。
ひょっとして予約していたフライトがキャンセルになったのかなと思い、エールフランスのサイトで予約できるフライトを調べてみた。
その過程でおそらくこれが理由だろうなというのが分かった。
イギリスの地方空港から日本へは直行がないので、日本に帰る時はパリのシャルルドゴール空港で乗り換えが発生する。
私が予約していたイギリス→パリのフライトが、出発時刻は同じだが、フライト時間が予約時より5分長くなっており、到着時刻が5分遅くなっていた。
もともとの乗り継ぎは、規定の最低乗り継ぎ時間(minimum connection time)である60分しかなかったのだが、パリ到着が5分遅くなることにより、乗り継ぎ時間が60分→55分になってしまい、この最低乗り継ぎ時間を満たさなくなってしまったのだ。
そのため、エールフランスは私の予約便を勝手にキャンセルし、同じ日付で出発空港と到着空港が同じの午後出発便に変更してきたというわけだ。
午前出発のKLM便もあったが、KLM便は羽田ではなく成田着になるので、候補にならなかったと予想する。
運航スケジュールが変更になるのはしょうがないし、パリでの乗り継ぎは正直60分は短すぎて前回は本当にやばかったので、乗り継ぎ時間に余裕のあるフライトに変更されるのは嬉しいが、その連絡をきちんと説明してこないのがいただけない。
単に新しいチケットをメールを送るだけではなく、きちんと「〇〇という理由で、△△にしました」と説明すべきだと思う。
予約者によっては、どうしても早く東京に着きたかったから予約したという人もいるだろうし、成田になっても構わないから早い便にしたいという人もいるだろう。
私はエールフランスが勝手に指定してきた代替便に乗るつもりだが、上記のような人たちにどんなオプションがあるのだろうか。
なんせメールがフランス語だし、変更されたことが特記されているわけではないので、飛行機が変更になっていることに気づかない人もいると思う。
私への実際の影響としては、最初に予約していたのが早朝便だったので、空港ホテルを予約していたが、これはキャンセルしないとならない。
何かあってもいけないからと、少し割高だがキャンセル料無料のプランで予約しておりキャンセル料はかからないので金銭的な負担が発生するわけではないが、そういう問題ではない。
エールフランスによりダメージを食らわないための自衛策として、搭乗前に限らず、空港までの電車や空港ホテル予約時にはもう一度オフィシャル情報を自分から確認するしかない。
エアラインとして基本的なことができてないエールフランス、ほんとにイケてない。