-- FIREまで775日
※水曜は「FIRE後にやりたいこと」をシリーズとして毎週書いている。
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高校時代にブラジルに留学し、現地のブラジル人ホストファミリーに1年間お世話になった。
ホストファミリーには感謝してもしきれない。
ブラジルは教科書で習った通りで貧富の差が激しく、色んなことがカルチャーショックだった。
カルチャーショックの中でもメイド制度は強烈に記憶に残っている。
そのホストファミリーにはメイドさんがいた。
中級~上級家庭にメイドがいることは珍しくなく、数年前にブラジルに行ったときに高校の同級生に再会したときにもメイドを雇っている友達が何人かいた。
寧ろ、私がメイドなしで働いていることにびっくりされた。
メイドとその家族との関係も家庭ごとに異なる。
いかにも召使いという感じの家庭もあれば、メイドだけど一緒に食事をとるところもある。
うちのメイドさんは留学当時でもう10年くらいその家で働いていた記憶がある。
それから更に20年以上たっているので、かれこれ30~40年以上、ホストファミリーの家事を担っている。
他の家庭に比べてこのメイドさんと家族の距離は近いが、やはり収入の差は歴然としていた。
ホストファーザーが耳鼻咽喉科の医者で、1手術につき3万円程度の報酬があるのに対し、メイドさんは週6日フルタイム(6:30頃~15:30時頃)で月1万円だった。(当時)
知り合いのおばあさんの家に同居していたが、この前行ったときには、貯金して買った自分だけの小さな家に住んでいた。
ブラジルの多くの人がそうであるように、彼女も熱心なクリスチャンである。
ブラジルではキリスト自身の他、聖母マリア信仰も強いし、ローマ法王の写真も飾ってある。
教会にもせっせと通う。
別に頼まれた訳でも、行きたいと言われたわけでもないが、彼女をバチカンに連れて行ってあげたい。
週1かなんかで、ローマ法王が一般大衆に手を振る日があったような気がするので、そこで生の法王を見せてあげたい。
私もアラフォーなので、彼女もアラカンかな。
この歳で行けるか分からないが、もし行きたいと言ったら連れて行ってあげたい。
ローマまでは遠いから、普通に旅行でリオデジャネイロとかでもいいし。
何か恩返しがしたいのだ。
私の事を面倒見てくれて、彼女には本当に感謝している。
ホストファミリーと同じく、彼女は間違いなく私のブラジルの家族だ。
ホストファミリーの写真と共に、彼女の写真もいつも財布に入れて持ち歩いている。