イギリス・日本の2拠点でFIRE

自分と未来は変えられる  選択肢を広げる生き方

98歳の祖母

-- FIREまで793日  

 

今日は、祖母の98歳の誕生日だ。

大正12年(1923年)生まれ。

大正は1912年~1926年の約15年間だったので、大正生まれとはいえ、祖母の記憶や青春は昭和初期になる。

 

まず、ここまで長生きしてくれたことを心から祝いたい

自分の足でトイレに行くし、ご飯も普通に食べる。

ボケは入っているが、帰省した時にいきなり私が現れても、私が誰かばっちり分かるし、普通に会話もできる。

(昼なのか夜なのかとか、ご飯食べたか、薬飲んだか、とかが分からない。)

 

私は祖父母の家で育った。

祖母のご飯を食べ、祖母の考え方やライフスタイルで大人になった。

節約志向は、基本的にこの祖母のお蔭(せい?)だ。

 

戦争など苦しい時代を経験し、舅姑と同居して苦労もあったと思う。

だけど子供や旦那(祖父)や孫もいて、総じて楽しい人生だったと思う。

 

何年前からだろうか、買い物にも一切行かなくなってお金を触ることはなくなった。

もう何も欲しいものは無いと、服やアクセサリーを「あげようか?」と言ってきてた。

 

祖母を見ると、幸せの行きつくところ

  • 身近な人と会えること
  • 健康でいられること

なんだと思う。

 

「もういつ死んでもいいし、悪くなっても病院に行かなくても良い」そうだ。(病院は治る人が行くところでしょ?私はもう治らなくてもいいもん。らしい。)

本心だと思うし、私もその気持ちを尊重したい。

 

昨年、GoToを使って旅行したときに高野山のお寺の宿坊に泊まった。

その時色々なお寺の体験ができて、護摩祈祷という願い事を書いた木切れをお経を読みながら燃やしてもらうイベントに参加した。

 

私が書いた願い事

ばあちゃんがすーっとあの世に行けますように。

 

ちなみに理系イギリス人夫が書いた願い事

Retire early.

 

祖母がその最期まで自宅で過ごし、苦しんだり痛い思いをしたりせず、お迎えが来たら寝てる最中にスーッと旅立つことを心から願っている。

 

FIREして実家に戻った時にまだいてくれるかな?