-- FIREまで801日
イギリス時代に社員として理系イギリス人夫がもらった、ナスダック株の売却に向けて動いている。
ここまでの記事で、なぜナスダック株を売らずに放置していたのか記事にした。
前回の話はこちら。
では、なぜこんなに放置した問題に手を付けることを決意したのか?
ずばり、価値がめちゃくちゃ上がっていたから。
証券会社のオンラインの口座情報によると、夫の株は2007年に発行。
もともとは、この会社が買収する前の会社の株だったので、一番最初に株を会社から付与されたのはもっと前だろう。
手元に残っているステートメントを見ると、
2016年:$3,934.42
2017年:$3,912.44
2018年:$4,290.81
2021年:$11,947.70
このコロナ禍でのマーケットに溢れるマネーのお蔭もあるのだが、一番古いステートメントから計算しても3倍になっている。
2000年代前半の最初の発行時からはもっと増えていると考えられる。
ハイテク産業のナスダック株なので、この20~30年、本当に右上がりだ。
今までに売ってしまったオプション株(こちらも会社からボーナスとして付与)も、そのまま保有していたらすごい金額になっていたかもしれない。
イギリスには日本のようなボーナス制度が無いので、オプションがもらえると臨時収入やった~♪となり、即効売ってしまう場合が多い。
そういえば、リーマンショック時には自社の株がわずか$1まで下がったことが職場で話題になったことを覚えている。(私は雇用は違うが、オフィスは夫と同じだった。)
今の価格を見れば、証券の再発行手数料(約5万円)や、リーガル手数料がかかったとしてもお釣りがくると予想し、重い腰を上げたのだ。
記事にしたように、夫が司法書士に行った2015年にすんなり売却できていれば、このように価値が大幅に増えていることもなかった。
夫よ、放置、Good Job!
と言いたいところだが、せめて司法書士から証券(原本)を回収して来てほしかった。
そうすれば少なくとも再発行に関わる手間や手数料も無い。
よく、”亡くなった人の保有していた株が一番増える株だ”、と言われるが本当かもしれない。
放置している株があれば、一度確認してみたらいい。