イギリス・日本の2拠点でFIRE

自分と未来は変えられる  選択肢を広げる生き方

職場サンダルを補修しながらFIREを想う

-- FIREまで883日

 

私は看護婦ではないが、職場ではナースサンダルで仕事をしている。

前職で同僚の女性社員がみんなナースサンダルに履き替えて仕事していたので真似したのだが、これが超ラクで転職後も同じスタイルを貫いている。

ムレないし、通勤時はどんな靴を履いてもいいし、クロックスのようにカジュアル過ぎることもなく超おすすめだ。

今履いているサンダルは何代目か分からないが、3年くらい前にしまむらにて1000円で買ったような記憶がある。

  

社内で履いているだけで、また座り仕事なので結構長持ちするのだが、少し糸がほつれてきた箇所があった。

履物としての機能には問題ない場所だったが、みっともないので数か月前にボンドでくっつけた。

でもボンドが剥がれてきてしまったので、思い切ってちゃんと糸で繕った。

補修自体は簡単だった。

 

裁縫は祖母に教わり、基本的なことなら大抵のことはできる。

ミシンも持っている。

祖母は大正生まれでモノの無い時代の人だったので、破れたら繕い、すり減ってきたら補修布を当てて使うのが普通だった。

それを見て育ったので、直して使うことに抵抗はない。

寧ろ、直せるスキルがあって誇らしいくらいだ。

 

靴下、下着、理系イギリス人夫のTシャツ(ジーンズのジッパーを上げる時にTシャツを噛んでしまうようで、へその下あたりによく穴があいている)などをちょこちょこっと直すのは、週末の朝の私の仕事だ。

有難い事に、理系イギリス人夫も私が繕ったものを文句を言わずにまた着てくれる。(単に興味がないだけだと思うが。)

 

今朝ナースサンダルを繕ったとき、これが最後のペアかなと思うと少しジーンときた。

FIREまで883日で、休みを除くと出勤するのは3分の2、つまり600日くらいか。

まだそんなに傷んでいないのであと600日は持ちそうだ。

いずれ来る最終出勤日には、挨拶を終え自分の荷物をしまい、通勤時に履いてきた靴に履き替えたらこのサンダルをゴミ箱に捨ててオフィスを出るのだろう。

まだまだ先のことだが、何とも感慨深い。

 

「最後の日まで大事に履いていくので、どうぞよろしく」と思いながら、明日の出勤鞄にしまった。