-- FIREまで884日
イギリス、日本の2拠点でFIREするにあたり、どちらの国で税金の居住者となるべきか決める必要がある。
滞在期間や住処の有無など、判定に使われる要素はたくさんあるが、私の場合、その気になればどちらの居住者にもなれそうだ。
では、お得な方の居住者になろうではないか。
FXに関連する税金を簡単に比較してみる。
(1ポンド=150円)
日本 | イギリス | |
---|---|---|
基礎控除(日本) Personal Allowance (イギリス) |
38万円 | 12,570ポンド (約189万円) |
雑所得(日本) Capital Gains Tax(イギリス) |
控除:なし 税率:20.315% 20万以下は申告不要(サラリーマンとか) |
控除:12,300ポンド (約185万円) 税率:10%(課税Incomeが37,700ポンド(約566万円)までの人) 20%(それ以上の人) |
Capital Gains Tax: Capital Gains Tax rates - GOV.UK
基礎控除だけ見ても、なんとなくイギリスの方がお得感がある。
ただしイギリスでは、
- Income(給与、利子や配当、家賃収入など)
- Capital Gains(FX、株、不動産などの売買の差益収入)
は別に計算されるので、課税Capital gains(Capital gains allowanceを引いた後のFX収入)にPersonal allowanceを当てられないところに注意だ。(日本では、色んな種類の所得全部に対し基礎控除を使えるのと考え方が違う。)
課税Income(Personal allowanceを差し引いた後のIncome金額)と課税Capital gains(Capital gains allowanceを差し引いた後のCapital gains金額)の合計が566万円以下かどうかで、Capital gains税率が10%か20%か決まる。
年間240万円のFX収入の場合
<イギリス居住者>
185万円 > 非課税(Capital gains allowance)
55万円 > @Capital gains税率10% =5.5万円 (税金)
<日本居住者>
38万円 > 非課税(基礎控除)
202万円 > @雑所得税率20.315%=41万円(税金)
イギリスの税金はなんと日本の8分の1だ。
IncomeがめちゃくちゃあってCapital gains tax税率が20%になったとしても10万円の税金で済む。
イギリスいいね!
今回はFX収入だけでシミュレーションしたが、他の収入がある場合はどうか?
次回以降の記事で比較していく。