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MT4でトラリピ風自動売買 EAのテスト(トレンドフォローモードとは)

-- FIREまで281日  

※2022年2月2日から、上記日付を1年前倒した。

 

リピート系EAのスペック決定のためのバックテストの続き。

①準備編はこちら

②どの口座編はこちら

③トレンドフォローの有無編はこちら

 

無料でソースが公開されている「TrapRepeatIFD.mq4」を使っているが、これにはトレンドフォローというパラメーターがある。

指値で注文するかということだ。

 

トラリピに代表されるリピート系は含み損があっての戦略である。

しかし、一方方向に相場が動く時には、ぶくぶく膨れ上がる含み損で受ける精神的ダメージが大きく、最悪ロスカットにもなる。

1,000円の利益のために、10,000円の含み損を抱えることもざらにあり、それが何十ポジションも積み重なる恐怖である。

底打ちしてからポジを積み上げればいいものの、なんて思ったトレーダーは多いだろう。

 

各FX会社で提供されているオフィシャルリピート系のデメリットを克服するのが、トレンドフォローモード(逆指値モード)である。

 

分かりやすい説明を見つけたので抜粋する。

○○ショックなどで相場が一気に暴落するときや、強力な下げトレンドでどんどん値が下がっていく時に、指値で注文を出していると、すべてが約定します
でも、これらのポジションは、ほとんどの場合でリピートするチャンスもなく、ポジションを持つと同時に大きな含み損を抱えたまま、塩漬けが確定してしまいますこれを何とかして防げないかなぁと考えていましたそこで考えたのが、指値でトラップを仕掛けるのではなく、ある程度ターゲット価格を下回った場合に逆指値で発注するようにする方法です。具体的には、1ドル=85円でトラップを仕掛けたい場合に、85円の指値注文を出すのではなく、例えば84.70円を下回った時点で85円の逆指値を出すようにしますそうすると、いったん底を打って反発局面でポジションを持つことになるので、不要な塩漬けポジションを減らせるのでは無いかと思います

トラップ幅1円でトラリピを設定しているとして、90円→80円→85円と相場が動く場面を想定すると、
普通のトラリピでは80円の時点では90円~80円の11本の買いポジションが塩漬け状態となっています
含み損もそれなりに大きく、精神的にも厳しい状態になりますしかし、逆指値モードのトラリピだと、全く反発せずに下げ続けたような場合だと80円の状態で塩漬けポジションがゼロということも期待できますその後、85円まで反発する過程では、順に逆指値でポジションが構築されて決済されていくので利益も大きく変わらないことが期待できます

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(引用元:[MT4]伝説のトラリピEA、くるくるワイドはトラリピの弱点を克服できる救世主か? | 投資家の最強トレードバイブル

 

これで分かった人は素晴らしいが、私が自分のために少しメモ書きした図が下図となる。

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トレンドフォローなしの通常のリピートでは、★1~★4を現在値が通過する前に注文があって通過時にポジを持ち、底値まで含み損を積み上げる。

トレンドフォローありでは、★1を現在値が通過しても注文はせず、それより設定した逆指値pips分だけ下に行ったときに初めて★1を注文する。重要なのは、ここでは注文しただけで、ポジは持っていない。

ポジを持つのは、上昇に戻ってから逆指値注文値(★1であり、黄色☆1')を通過した時だ。

 

この工夫は、ナイアガラで急激に含み損が増える時にも、戻りもなくダラダラ一方方向に動くときにも有効だ。

逆に、狭いレンジで行き来している時は、逆指値pipsが広いと注文が成立しないことも考えられるが、相場で生き残ることを第一優先とするなら、メリットの方がはるかに上回っていると言えよう。

 

このEAを作ってくださった方、こんなことまで考えてくださり感謝したい。

使いますよ!