イギリス・日本の2拠点でFIRE

自分と未来は変えられる  選択肢を広げる生き方

平和への祈り ウクライナの友達

-- FIREまで344日  

※2022年2月2日から、上記日付を1年前倒した。

 

昨日、遂にロシアがウクライナに侵攻し戦争が始まった。

 

日本に来て、イギリス人夫にも友達が出来た。

彼はウクライナ人で、同じ部署で働いていた。

年は一回り違うが、オタ趣味(エレクトロニクスやガジェット)も似ていてとても仲が良かった。

今はEU圏内に転職してしまい日本を出てしまったが、しょっちゅう連絡を取り合っている。

日本に居る時は何度も一緒に遊んだし、私は彼の日本における納税管理人でもある。

 

彼と知り合うまで、私はウクライナのことはほとんど知らなかった。

イギリスに「チキンキエフ」という料理があり、それくらいだ。

(鶏むね肉に切り込みを入れ、ガーリックバターを中に入れてパン粉を付けてオーブンで焼く料理。)

 

そのウクライナ人の彼と仲良くなった時にまず質問した。

 

What is Ukraine famous for, apart from Chiken Kiev? チキンキエフ以外でウクライナで有名なモノって何?

 

彼の答えは

Chernobyl. チェルノブイリ

 

 

衝撃だった。

事故当時はソビエトだったので、それが今のウクライナに位置することも知らなかった。

 

夏に一緒に遊んだとき、彼が短パンを履いてきたのだが、ももに火傷跡のような大きな傷があるのに気が付いた。

生まれた時に足に何か障がいがあって、手術した跡だそうだ。

彼が言うには、チェルノブイリ後に生まれたウクライナの子供にはよくあるとのこと。

その彼はチェルノブイリ事故の翌年に生まれている。

 

彼を通してウクライナのことを知るようになり、不遇な歴史や経済状況、政治、若者の未来、仕事、ロシアとの関係など色々と学んだ。

FIREしたら遊びに行きたい国にもあった。

 

現在、彼自身はEU圏内に住んでいるので安全。

ウクライナにいる両親や家族も、国民のために用意された避難地に避難しているらしい。

 

彼は見た目はレスラーみたいにゴツいが、心がとても優しい人だった。

彼が見せてくれた美しいウクライナが一日も早く戻ってきますように。