昨日から始めたブログ、今日からはもっと気楽に書こう。
「FIRE」、「セミリタイア」、「アーリーリタイア」。
定義について様々な議論があるが、この3つに共通しているのは、
- フルタイム勤務を辞めて、
- (資産の取り崩しを含む)別の収入源を得ながら
- 自由時間>仕事時間というリズムで
- 自分らしく生活すること
だと思う。
このブログではそれぞれの用語の違いはあまり気にせず、FIREでいく。
FIREという言葉を知る前から、実は考えていた。
理系イギリス人夫が「リタイアしたい、リタイアしたい(I want to retire. I want to retire.」とブーブー言うからである。
イギリス人はブーブー不平不満を言う(イギリス英語でwhinge:ウインジと発音)のがお得意だ。
好ましくない行為をする人を皮肉や気さくさを込めて表現する「git」という単語と一緒に、ブーブー言っている人を「whinging git:ウインジングギット」と揶揄する。
「不平不満ブーブー太郎」とでも訳そうか。
このwhingeは、不満を怒鳴りつけたり顔を真っ赤にしてキレたりするのとは違い、フツーにぶつくさ文句言うくらいのテンションである。
月曜に「あー、また今日から仕事か。やだなー。リタイアしたいなー。」とのがあるあるシチュエーションで、イギリス人の平和な意思表示だ。
リタイアしたいと言われた私の反応としては、「は?何言ってんの?働かずにどうやって生活していくの?」である。
もちろん、「働かずにどうやって生活していくの?」部分にブーブー太郎への回答を求める意図はなく、単純な全否定である。
このブログで大きなテーマとなる「選択肢を広げる」行為を、自ら否定していた。
今、模範解答を書くとしたら、
「リタイアしたいのね。分かった。じゃあ、どうすれば出来るか考えてみよう。」
だろうか。
しかし、このイギリス人のwhingeは一時的に終わらない。
国民性なので、頻繁に繰り返しブーブー言うのである。
ブーブー太郎の平和な意思表示をまあまあ頻繁に耳にすると、こちらも
「なんかまた言ってるし、リタイアという選択肢があるのかな?」
と考えるようになるのであった。
(続く)