注意点は最後の方。
在英日本大使館からはまだお知らせが来ていないが、今週から海外居住者もマイナンバーカードを持てるようになった。
これまでは、マイナンバーは生涯継続して持つものの、国外転居手続き時にプラスチックのマイナンバーカードはパンチで穴あけされて無効化されていた。
日本に再度居住者になるときは、改めて申請しなければいけなかった。
今後は、国外転出前に手続きしておくことで、同じカードをキープできるということだ。
私のように、もうパンチで穴あけされてしまい、実質カードを持っていない人は海外居住期間中にも作成することができるのだ。
ちょうど日本滞在時というのもあって、早速人柱になって、市役所に行ってきた。
海外でも申請と受け取りができるが、在外公館(ロンドンの日本大使館)まで取りに行かないといけないので、日本にいるうちに地元の役所で手続きしておいた方が楽である。
政令指定都市ではないが、実家の市は大きいサイズ。
でも私がこの制度の申請者一人目だったようで、5人がかりで手続きされた。
海外居住者の申請の場合、オンラインは不可で全て紙ベース。
写真も証明写真を用意しなければならない。
総務省のウェブサイトにそって、赤の→の申請書類を持って行った。(一番上の書類は、まだ国内にいる人向けなので。)
ところが、再交付なので、正しい書類は青の→の書類だということだった。
いや、これ分かりにく過ぎるでしょ。
始めて国外転出者向けのカードを申請するなら、国内居住時には持っていたとしても赤と思うのでは?
カードの紛失や損傷ではないので、再交付が正しい書類とは思わないのでは?
やれやれ。全てその場で書き直しさせられた。
それ以外にも、普通はその場で機械で入力する暗証番号も、国外向けカード申請ではそれらを記入した紙も提出しなければならなかった。(※ 最後に追記あり)
5人に暗証番号を見られていると思うと嫌だった。
1か月あるので間に合うと思うが、出来上がったらメールで知らせが来るようである。
注意点まとめ
- 国外転出済みで、これまで一度もマイナンバーカードを持ったことがなく国外転出した人は、上記赤の矢印の新規申請書。
- 国外転出済みで、以前カードを持っていたが国外転出時に返納(穴あけパンチ)している人は、上記青の矢印の再交付申請書。
- オンライン申請不可
- 暗証番号なども紙で提出 (※最後に追記あり)
- まだ日本在住者なら、海外転出時の前の日までに手続きして継続保有するのが一番楽!
最後に、なぜマイナンバーカードを海外でも持ちたいのか?
ねんきんネットや、国税庁からのお知らせを見るのにマイナンバーカードでログインする必要があって、これまでは「お知らせが来ています」というメールは受けとっても、サイトに入れないからお知らせの中身は見れないことがあったから。
【追記】
5/30 申請
6/7 申請IDがメールで届く(このIDでオンラインで進捗を見れるようになる)
6/13 カードが受け取りの役所に発送される(オンライン上で確認)
6/17 役所から、受け取り可能になったと電話あり(メールは無かった)
6/20に役所に受け取りに行った。
電話で言われたように、パスポートともう一つのIDが必要だった。
カードを受け取って終わりかと思ったが、暗証番号(パスワード)を機械で自分で入力した。
職員曰く、申請時に暗証番号(パスワード)を記入した紙も必須書類として提出したが、海外での受け取りでなく日本の役所の受け取りの場合は、役所に入力する機械があるので、この紙は不要だったとのこと。
役所もまだ制度が始まったばかりであまり分かっていないようだった。
これから申請する人で役所で受け取りの人は、暗証番号を記入する紙は提出不要なので、暗証番号の紙の提出を求められたら、受け取り時に自分で入力します、と交渉すると良い。
受け取った国外居住者用のマイナンバーカードには、表の住所欄のところが
「国外転出 20xx(令和 x)年 x 月 x日」となっていた。
有効期限は、10年後の誕生日だった。
ま、そんなに使うことはないが、ねんきんネットやマイナポータルにアクセスできるようになるのかな。