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イギリス人のパスポート更新

義理両親のパスポートが切れていたので、更新の手続きをやってあげた。

イギリスはほとんどの事が日本のようにスムーズに行かないが、行政手続きのデジタル化に関しては、日本よりもかなり進んでいる。(というか、日本が遅れすぎなのだが。)

 

イギリス人がイギリス国内で更新する場合は、オンラインと紙の2種類があり、オンラインの方が費用も安く(オンラインは75.50ポンド、紙は85ポンド)オフィシャルページでもおススメされている方法である。

紙の場合は、郵便局等で用紙を入手し、さらに16ポンドの追加料金を払うと郵便局で記入内容をチェックもしてもらえるオプションを購入することができる。

 

義理両親は郵便局の追加サービスを利用しようとしていたが、それには自分でパスポート用の写真を持参しないといけないし、書類のチェック以外特に何かしてくれるわけではないので、私がオンラインでやってあげることにした。

 

オンライン申請の場合の写真は、街中の証明写真ブースで撮影するか、自分で撮った写真のどちらかを使用する。

証明写真ブースで撮影した場合は、その証明写真コードを入力すると写真がアップされるという仕組みである。

いやー、これはすごいと思った。

民間の写真ブースの写真がデジタルデータとして保存され、政府がそのデータを引っ張れるのはとても便利である。

 

でも自分で写真撮影してもOKということなので、もちろん節約のために夫のハイスペックなスマホで撮影することにした。

 

スマホで影が映らないように上半身の写真を撮影してアップすると、サイズ調整などは自動でやってくれ、この写真で良いかどうかもアルゴリズムが判別してくれるのだ。

そこでNG判定が出たら、また撮影し直せばよい。

 

オンライン手続きは、誕生日や名前などの個人情報、失効したパスポートの情報を入力、写真をアップ、オンライン支払い(カードor Google Pay)、と進んだ。

僅か5分程度の手続きである。

手続きが終わると追跡番号が出てきて、その番号を宛名に記載して失効したパスポートを更新オフィスに郵送。

新しいパスポート(と一緒に古いパスポートも返却される)が届いたら、その場で署名するようだ。

 

手続きの所要時間は10週間ととてつもなく長いが、デジタル化に関しては本当に素晴らしく、マイナポータルのようなややこしいこともなくとてもシンプルだった。

日本だと収入印紙を買ったりしなければならず、まだまだ紙ベース以上に遅れているので、早くデジタル化を推進してほしい。

 

【後日更新】

水曜午後に申請して郵便局で古いパスポートを発送。

なんと、翌週の火曜に新しいパスポートが、金曜に古いパスポートが届いた。

10週間かかるというのは何なのか。

短くなるのは嬉しいが、正確な情報が一番大事だろうに・・。