-- FIREまで78日
※2022年2月2日から、上記日付を1年前倒した。
イギリスに戻る前に病院通いをしている。
とても評判の良いクリニックで、施設もキレイで快適。
待合室もゆったりしていて、待ち時間にも仕事することもできるしとても気に入っている。
主治医は若い女性の先生で、この先生や看護師さんも全員とても親切。
評判通り、素晴らしい。
でも一番心に響いたのは理事長先生。
50代後半くらいの男の先生である。
女性の主治医やその他女性スタッフの優しさに慣れていたので、この先生に当番で当たったときは怖そうだなと思った。
しかしその理事長先生は非常に柔らかく、優しく、とても親身になってくれる先生だった。
「痛いのごめんね」と治療中はずっと声がけしてくれ、終わったら「よく頑張ったね」と、ポンポンと膝を叩いてくれる。
「頑張ったね」なんて、この歳(アラフォー)になるとかけられない言葉である。
親かと思う。
誰だって好きで病院通いなんてしていない。
そんな中でこうした優しさに触れると傷みや辛さも吹き飛ぶ。
看護師さんと話す機会があったので、理事長先生がとっても優しかったと伝えた。
看護師さんも「ほんといつもずっとあんな感じです。理事長先生が一番忙しいはずなのに、常にあのテンションなんですよー。」
「上司として素晴らしいですね。」と思わず言ってしまった。
このクリニックはこの理事長先生が開院した。
ホームページの理事長からのメッセージには、患者さんが治療以外の所でも苦しんでいるのを見てきて、理想の環境を提供すべく開院したとのこと。
どの医療機関にもあるように常に患者さんの事を考えているという文言が並ぶが、このクリニックは本当にそれを体現していると思う。
そして、それを理事長自ら実践しお手本となっている(Lead by example)ので、その下で働く皆さんも優しいのだろうと思う。
組織の理念をお手本として示していくリーダーシップと、役職に関係ない人としての優しさ。
私はただの患者の一人であり部下でも何でもないが、この両方を持っている理事長先生から学ぶことは多い。