イギリス・日本の2拠点でFIRE

自分と未来は変えられる  選択肢を広げる生き方

街の電気屋さんを使わなくなった

-- FIREまで195日  

※2022年2月2日から、上記日付を1年前倒した。  

 

実家のある部屋にエアコンをつけることになった。

実家には3台のエアコンが付いており、全てパナソニック製。

それもそのはず、近く(同じ町内レベル)の電気屋さんがパナ系列だからだ。

でも今回はネットで購入し、ネットで見つけた電気屋さんで取り付けてもらうことにした。

 

昔はどの地域にも電気屋さんがあり、家電全てその電気屋さんで購入・取り付けてもらっていたのではないだろうか。

 

祖父母の時代は思いっきりそうだった。

祖父母は電化製品が出始めの時代の人なので、知識も無いしこういったプロにお任せすることで安心も得られた。

適当なものを見繕ってくれて、取り付けまで全部やってくれる。

家庭ごとの購入記録も保管されていて、「〇〇宅様の家電△△は□年たったからそろそろ買い替えませんか?」という個別のチラシまで入ってくる。

 

同じ町内の家族経営のお店なので、もちろんそこで購入するのが一番なのだが、納得できない点が一つある。

それは、いつも最新かつ最上位モデルの非常に高価な製品を勧めてくるのだ。

 

実家は98歳の祖母と母の二人暮らし。

同じ町内なので、電気屋さんもうちの家族構成をご存知のはず。

年金生活者二人で、そのうち一人は先が長くない超高齢者のおばあちゃん。

だったら超最先端の大きなテレビや、最新型の洗濯機は不要だと分からないだろうか?

 

もしくは、高齢者だから便利家電を使った方がいいと思っているのだろうか?

祖母はもう家事をやることは無いし、母だって新しい機器の使い方を覚えるには苦労する年齢になってきている。

最新のややこしい家電より、ボタンも機能も少ないベーシックモデルの家電の方が良いのを知らないのかもしれない。

 

というか、勧められるモデルを信頼して購入してきたので、利益の上がる上位モデルをこれからも勧めようという考え方なのだろうか?

パナソニックの圧力で最新モデルしか売ってはいけないのだろうか?

 

上位モデルは機能を理解して使いこなせば便利だろうし品質だって自信を持って勧められるだろうが、年金暮らしの高齢者世帯には経済的にもニーズとしてもそぐわない

 

ネットで同じ製品がずっと安く購入できるし、母はこの頃フライパン一つでも私に選んで欲しいと頼んでくる。

申し訳ないが、そのお店では家電をすっかり買わなくなってしまい、ネットでレビューを参考に母が使いこなせそうなシンプルな家電を一番安い方法で買うようになってしまった。

 

地域に電気屋さんがあると便利なこともあるし、ネットや大手量販店に負けずに商売をやってほしいとは心から思っている。

お店が売りたいものを売るのではなく、地元の電気屋さんである強みを生かしてその家庭ごとの状況に合わせて提案して欲しいなと思う。