イギリス・日本の2拠点でFIRE

自分と未来は変えられる  選択肢を広げる生き方

映画「万引き家族」の家の中

-- FIREまで210日  

※2022年2月2日から、上記日付を1年前倒した。  

 

Netflixでカンヌで賞を受賞した映画万引き家族を見た。

樹木希林さん、リリーフランキーさんなど、とても味あのある演技で、ストーリーも引き込まれた。

 

映画の中で面白かったのは、この家族の家の汚さだ。

モノの量も半端なく多い上に、ごちゃごちゃとモノが散らかり寝るスペースや食べるスペースにもモノが進出している。

 

映画の中で、一瞬、とてもスッキリした家が映し出される。

この家は、万引き家族の家とは対照的に、「良いトコ」のお家なのだ。

 

なるほど、貧乏な家のセットを作るにはモノを多くするとは本当だなと思った。

モノが多くて散らかっているだけで貧乏に見えるからだ。

そのモノ自体が安物かどうかなんて関係ない。

モノが多ければ貧乏に見える。

 

戦前戦中は貧乏であれば家にモノが無かったはずだが、現代はその逆。

モノの多さと財政状況は比例するようで、実は反比例しているので面白い。

 

万引き家族の家を見て、そのゴチャゴチャさに気絶しそうになるが、実家の台所も、こうやってカメラを通して画面に映し出されれば、それなりのごちゃごちゃ度である自信はある。

 

ゴチャゴチャした家は気絶しそうになる反面、片付けを許されるならああしよう、こうしよう=つまり全捨てだけど(笑)と考えてテンションが上がるのも事実だ。

ストーリーや演技はもちろんのこと、こうした片付け目線でも万引き家族はとても面白かった。