-- FIREまで224日
※2022年2月2日から、上記日付を1年前倒した。
昨日の記事の続き。
イギリスの永住権申請は、私が申請した2011年よりかなり厳しくなっている。
昨日記事にした2点以外にも、もう一つ衝撃的な変更が。
永住権申請するまでは、ビザ保有者として合法的に居住していてもImmigration Health Surchargeと呼ばれるNHS(イギリスの国の医療精度)を利用するための追加料金を払わないと行けなくなっていた。
これは、悪用する人が多くNHS費用がかさんでいるという不満や事実に対する処置であり、2015年に導入されたようだ。
イギリスに居たのに、もう永住権を持っていた自分には関係なかった費用なので知らなかった・・。
NHSは困った人を見捨てないし悪用もされない、というイギリスの人助けの精神と性善説に基づいた制度であり、旅行者であっても一文無しであっても絶対に見捨てられない。(アメリカだと、緊急時でも保険があるかを確認されると聞くので、大違い。)
しかし、Medical tourism(イギリスで高度医療をタダで受けるためにイギリスに来る人)等がいたり、そもそも、公的制度なので無駄も多くタダだからとみんな気軽に医療を受けることもあって、費用がかさんでいて破綻寸前なのが事実だ。
現在のサーチャージ料金は年間624ポンド(約10万円)で、配偶者ビザの5年間(計3,120ポンド)払うことになる。
計算サイトもあり、配偶者ビザは3年分の料金を払うと計算されるが、これは最初配偶者ビザが3年分出て、その後、2年の延長を経て永住権申請ができるので、最初の3年の分しか計算されないのだろうと思う。
サーチャージ(追加料金)という名の通り、通常のNHS料金は確定申告や源泉徴収で払ったうえでの追加料金である。
https://www.gov.uk/healthcare-immigration-application/how-much-pay
この数日で永住権までのハードルや費用が高くなっていると知ってしまい、尚の事、何としてでもReturning Residentビザを取得せねばならいと強く思ったのである。