イギリス・日本の2拠点でFIRE

自分と未来は変えられる  選択肢を広げる生き方

切手から見るイギリスのインフレ率

-- FIREまで732日  

 

イギリスではクリスマスカードを日本の年賀状並みに送るのだが、日本の年賀状と違って一つ一つに切手を貼らないといけない。

 

イギリスの切手事情は面白く、切手そのものの価値が下がらない。

日本の場合、切手は表示されている円相当の価値しかなく、郵便料金が値上げされると追加の切手を貼らないといけない。

 

イギリスでは、切手に値段は表示されておらず、いつ買った切手でも配達してくれる。

少なくとも5年以上前に買った切手を持っているが、それを貼れば現在の郵便料金に関わらず届けてくれる。

このような制度なので、その時分の郵便料金を目にする機会が少ないのだが、今回気になって調べてみると郵便料金が毎年すごい率で値上がりしていることが分かった。

 

こちらが2019年までまとめた表。

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Historic Royal Mail Stamp Prices 1971 - 2019 - Tamebay

2020: 1st class 76p, 2nd class 65p

2021: 1st class 85p, 2nd class 66p

 

私がイギリスに来たのが2007年なので、その時から2倍以上に値上がりしているではないか。

 

全てのモノやサービスの値段が2.5倍上がったかというとそうではないが、イギリスでは確実に値上がり(インフレ)している。

デフレ日本とは全く事情が違う。(というか日本が異常。)

 

目が覚めた気がした。

所謂4%ルールでFIRE後の生活費を稼ごうとする場合、リピート系FX等、その保有資産がキャッシュの場合は原資の価値が目減りすることを意味する。

つまり、1億円を証拠金に年間400万円をFXリピート系で稼いだとしても、利益の400万円の価値が年々目減りするだけではなく、原資の1億円も目減りすることを意味する。

 

資産を生み出すキャピタルそのものもインフレに対応して上がっていく資産にしないとエライことになるなと、ハッとした。

 

FXのリピート系に保有しているキャッシュをぶち込むのではインフレから置いてけぼりになり危険なので、不動産や株など、キャピタルそのものがインフレと同じように上がっていくものにしなければならない。

 

現在はFXリピート系に2000万を入れて運用しているが、リバランスを真剣に考えないといけないなと、イギリスの郵便料金の値上がりから思った次第だ。