-- FIREまで750日
ユーロスターというチャネル海峡を海底トンネルで結ぶ電車で、ベルギーからイギリスへ渡る。
このルートは何度も使っているが、コロナになってから初めてだ。
イギリス側でのコロナ入国ルールが厳しくなってすぐの入国だった。
体験談を書いておく。
私達が入国した2021年12月の入国条件
- イギリス到着前:ベルギー、日本に滞在した人は、ワクチン接種済み者でも出国前2日以内にPCRかRapid Antigen Test(RAT)を受け、陰性証明書を取得(2日前であって、48時間以内ではない。時差は関係ないということっぽい。)
- Passenger Locator Form(PLF)を出発前48時間以内に記入
- イギリス到着時:Day 2までにPCRを受け、結果が出るまでは自主隔離(Day0が到着日)
実際の手順
ユーロスターの場合、出発地(つまりベルギーのBrussels Midi駅)でイギリスの入国を済ます。
入り口に「PLF、ワクチン接種証明書、コロナ検査陰性証明書を準備してください」という看板があった。
準備して進むと、スタッフによる書類チェックがあったが、チラ見しただけできちんと2人分あるかや、その情報が正しいかなどは一切無かった。(昨日の記事で書いたが、テスト陰性証明書の誕生月が間違っていることなんて絶対気づかれない。)
その次にチケットゲートでチケットをスキャンし、セキュリティに進む。
セキュリティはいつもの通りで、スーツケースをコンベアベルトに持ち上げなければならない。(コンベアベルトの高さが高いので、いつも女性の人のスーツケースを一緒に持ち上げてあげることが多く、よく記憶に残っている。)
そしてイミグレ(Border Control)。
結婚して永住ビザを取るまでは、いつも不安になった場所だ。
今回も見せるのはパスポートだけ。
日本のパスポートは珍しいのか、懐中電灯を照らして本物かどうかチェックし、ふむふむ、と感心した様子で眺めていた。
質問は特になし。
次にSecurityと書かれたユニフォームを着たお兄さん(思いっきり英国人)に、イギリス訪問の理由など、Border controlのような質問をその場で聞かれた。
最後に自動ゲートでパスポートを機械に読み取らせながら、カメラで顔をチェックされるプロセスが加わっていた。
コロナ関係の手順は一番最初のスタッフによる書類チェックだけ。
ハッキリ言って、思いっきりザルだった。
性善説に基づいているのか、チェックする機能まで現場に下りてきていないのか分からないが、日本の水際対策をザルだという人はここに来てみたらいいと思う。
イミグレが厳しいイギリスでも、コロナ書類に関してはノーチェックに等しかった。
これはあくまでユーロスターでの入国の場合で、飛行機で入国する場合は、出発地の空港カウンターでもっときちんと書類がチェックされるはずだ。
また実際のプロセスは緩かったが、抜き打ちできちんとしたチェックがあるかもしれないし、もし何かズルした時に見逃してくれるほどイギリスは甘くないので、絶対にルールを守ることをお勧めする。
完全防備で向かったので逆に拍子抜けしたが、これくらいでちょうどいい。
イミグレ的には無事にイギリス内に入国したが、ブリテン島の地に渡るのはもう少しだ。
(ユーロスターの待合室でこれを書いている。)