-- FIREまで807日
こちらの記事で書いたように、アメリカの証券会社に置いてある株が没収されるかもしれない。
ビビッて、さっそく証券会社のアカウントにログインした。
他に持っている株もなく、後述する理由により完全放置していて普段ログインする理由もないので、数年ぶりのログインとなる。
「お客様の株は没収されました」とか出るのかと思ったら、あっさり自分のアカウントに入ることができ、また保有株もそのままあった。
脅し文句は脅しであって、すぐには没収されないことが分かった。
危なかった~。
ほっとしたところで、この株の背景を説明しよう。
私の株ではなく、なんと理系イギリス人夫のものだ。
金融に全く関心の無い人がなぜこんな高度なこと(アメリカの証券会社で株を保有)をしているかというと、この株は従業員への報酬として会社からもらった株だったからだ。
夫が新卒で入った会社(英A社)は、その後アメリカの会社(米B社)に買収され、その米B社も別のアメリカの会社(米C社)に買収された。
米B社、米C社のイギリス法人での雇用だったのだが、アメリカらしく報酬の一部として従業員への親会社である米法人のナスダック株の付与があった。
米B社の時代に初めて株が付与され、米C社が買収したときに米B社の株から米C社の株に変換されている。
証券と呼ぶのか賞状のような見た目の紙をもらってきたのだが、その後、会社の方針で株の管理が一律、オンラインの証券会社に移された。(社員はそのログインをもらった。)
如何にもアメリカらしく、その後もボーナスという名目でオプション株は何回か付与されて、私達はだいたい数年以内にはオンラインで売却して家の増築とかに使っていた。
しかし、最初の賞状(証券)による現物株については売却せず放置していた。
ログインして現在価格を見るとなかなか上がっていたので、早速売却できるか試してみる。
しかしこれまでのオプション株のときと違い、「SELL」というボタンすらない。
どういうこと???
心当たりはある。
そして、それを阻む問題も理解している。
問題1)この株は「Restricted(制限されているという意味)」という但し書き付き
問題2)証券(賞状のような紙)が手元にない
だから放置していたのだ。
でも、重い腰を上げ売却に向けて動くことにした。
続く